香川政夫強化委員会委員長にる植草歩へのパワハラ問題で揺れる空手界ですが、香川氏を傷害容疑で刑事告訴する方針としていた植草歩側が、1日になってこれを撤回することがわかりました。
全空連の倫理委員会が「香川氏による竹刀を使った練習で植草選手が目を負傷した」と、パワハラを認定した事でとりあえず終息に向け方針転嫁をしたと報じられているが、本当の理由は週刊新潮の記事にあるのかもしれません。
<追記>遠山将平氏がインスタグラムで香川氏の潔白を主張しました。
<追記>竹刀を使った稽古の動画を入手しました。
<追記>4/6香川政夫氏が選手強化委員長と理事を辞任する意向を全空連に伝え、翌7日謝罪する文書を発表した。
<追記>全空連は9日理事会を開催し香川氏の選手強化委員長の解任と全空連理事の辞任を決議した。
<追記>植草歩が公式ブログでコメント
<追記>5/10帝京大空手部が調査報告書を発表(香川氏がコメント)
植草歩パワハラ被害による刑事告訴を取りやめ
空手の東京オリンピック代表に内定している植草歩選手が、師範の香川政夫氏からのパワハラ被害を訴えている問題で、植草選手が当初検討していた香川氏らへの刑事告訴を取りやめることがわかりました。
(中略)
植草選手は当初、香川氏について傷害容疑での刑事告訴を検討していましたが、代理人弁護士によりますと、この方針を撤回し、一転して取りやめることがわかりました。
植草選手自身が負担を感じ取りやめることを申し出たということで、今後は、全日本空手道連盟側による香川氏への処分などを見守りたいとしています。引用:日テレNEWS24
香川氏へのパワハラを訴え、自身の怪我も竹刀による指導が原因と認定された植草歩。
旧態依然とした空手界の悪しき慣習を変えようと、これから香川氏を刑事告訴するとみられていましたが、ここへ来て一転、刑事告訴の取りやめを発表しました。
植草歩自身が負担を感じたことで取りやめを申し出たとのことですが、そんなことは最初からわかっていたはず。覚悟の上の訴えかと思いきや突然のトーンダウン。これをうけてネットでは刑事告訴取りやめ理由を“裏取引”や“圧力”だといった憶測がささやかれています。
いったん職と解かれても、数年後にはまた指導者として戻る密約でもしたのでしょう。
(そもそも報じ方が変だろ!!)
何で撤回??
相当な圧力があったという事しか考えられないのだが。。
植草歩刑事告訴取りやめ理由は「週刊新潮」記事
植草歩が刑事告訴を取りやめた理由はどうやら4月1日発売の週刊新潮の記事にあるようです。週刊新潮では帝京大学空手部コーチの渡邉大輔氏へ取材し、植草歩の訴えがかなり誇張されていることを突き止めています。
まず記事には渡邉氏の目撃証言として、植草歩が竹刀で怪我をした時の様子が書かれています。
「あの時、香川師範が竹刀を上から振り下ろしたところ、植草はボクシングのダッキングのように前屈みになって避けようとしました。その後、師範の懐に入ろうとして、竹刀に突っ込む格好になってしまったのです。植草は“イタッ”といってうずくまりました。師範は“すまん!”と言いながら心配そうに植草の顔を覗き込んでいた。すぐに僕を呼び寄せて“大輔、植草をちょっと見たってくれ”と。僕が駆けつけて“まぶたが赤いけど目に当たった?”と尋ねたら、“大丈夫です。目には当たってません”と答えていました」
引用:週刊新潮
随分と植草歩が訴えていた内容と違います。以下植草歩のブログ。
師範の竹刀が私の目に当たってしまいました。師範が、私の顔面をめがけて竹刀の先端で突き、これが私の左目、そしてまさにプレートが入っていた箇所を直撃したのです。竹刀が直撃した時、私は、あまりの激痛に、その場で眼を押さえて動けなくなりました。その様な状態の私に、師範は「もういい。」と言って、稽古は終わりましたが、その際に師範から、「きちんと受けないとあかんのや。」と言われました。師範は私の怪我や治療手当てのケアの言葉はありませんでした。
引用:植草歩オフィシャルブログ
週刊新潮の記事ではこの後香川氏は「すまなかった。大丈夫か?」と改めて声をかけたとも書かれています。
植草歩が刑事告訴を撤回したのはこの記事が掲載されている週刊新潮の発売後です。渡邉氏の証言が間違っているのであれば、それこそしかるべき場所で真実を主張するべきですが、植草歩は真逆の行動に出ました。
週刊新潮の記事を認めたということなのか。
これでは香川氏にパワハラと取られる行為が本当にあったとしても、今までの植草歩の主張がすべて嘘だと思われかねません。分が悪くなったから刑事告訴を取り下げたのだと。
渡辺氏はきっぱりと「植草は、師範が竹刀の先端で選手に“突き”を放ったと主張していますが、そのような練習は一切していません」とも。
植草歩は何がしたかったのか、空手界の変革もなく、自身のオリンピックに向けた準備にブレーキをかけてしまっただけ、だれも何も得をしなかった騒ぎとして終わってしまいます。
<追記>稽古動画~竹刀で顔面を突いた3日後
今回の問題の一番のポイントとなっている1月27日の竹刀事件。香川師範に顔面を突かれ、翌日には国立スポーツ科学センタースポーツクリニックを受診し「左眼部打撲、左上眼瞼擦過傷、脳震盪の疑い」と診断された植草歩は、翌29日にも昭和大学病院附属東病院で診察を受け、「左眼球打撲傷」と診断されたとしています。
しかしデイリー新潮のYouTubeチャンネルにあげられた動画では「左眼球打撲傷」と診断された翌日の30日に行われた練習風景を見ることができます。
怪我の影響を考え香川師範が手加減しているのかは不明ですが、動画内のテロップのとおり、植草歩の訴えているような稽古の内容とは違う印象を受けます。
和やかな稽古の様子、なにより植草歩の笑顔も見られブログで訴えていた「息苦しい環境での練習による精神的苦痛から、練習に参加できないまま、帰宅することもありました」といった雰囲気は微塵も感じられません。
週刊新潮の暴露内容
週刊新潮では竹刀での指導の一部始終の他にも、植草歩のブログでの主張の矛盾や問題行動を報じています。
昨年9月頃から、師範から、練習環境のこと、大学院進学のこと、その他プライベートや自活の為の仕事のことなどで、自立心・自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが多くなりました。
引用:植草歩オフィシャルブログ
これについても全空連の関係者は“香川氏が植草歩を叱ったのは事実”としていますが、その理由に植草歩のユーチューブなどSNSを利用した動画配信があったと説明しています。
YouTubeを始めるにあたり、空手界の顔として恥ずかしいことはするなと香川氏にクギを刺されていた植草歩でしたが、露出の多い恰好や思わせぶりなポーズを配信したことで叱責されたとのこと。
これらの動画は後にすべて削除されていますので、怒られても仕方がない内容だったことは確かなようです。
また週刊新潮の記事には、植草歩がパワハラを訴えた背景にいる男性の存在についても明かされています。その男性は空手経験者のパーソナルトレーナーとされていますが、植草歩の交際相手として噂がある人物。
植草歩のYouTubeなどの動画の撮影や編集を担当していたこの男性が、2人の動画にケチを付けられたことで香川氏を疎ましく思っていたとし、そのせいでこの男性が今回の一見になにかしらの影響を与えたのではと書かれています。
さらに植草歩がブログで主張した「昨年12月頃から師範と顔を合わせるのも辛くなった」との言葉の矛盾についても指摘しています。
ちょうどその頃、“奥さんと使ってください”と師範に自分で焼いた湯呑をふたつプレゼントしているのです
引用:週刊新潮
顔を合わせるのも辛かった時期に湯呑のプレゼント、事実であれば明らかにおかしな話です。
香川師範は植草歩が個人的に連れてきたトレーナーの遠征への帯同を認めるなど、辛く当たるどころか特別扱いしていたようです。
香川氏からしたら植草歩を我が子同然に思い、厳しく育ててきたつもりでしたが、本人には想いが届いていなかった。一番初めにパワハラ報道されたときに香川氏が言った「ビックリしました。」という言葉はとぼけていた訳ではなく本当の気持ちだったのかもしれません。
<追記>遠山将平インスタグラムで香川政夫の潔白を主張
当記事の読者さんに勧められたので、渡邉大輔コーチと同じく帝京大学や松濤連盟で香川氏にお世話になっている遠山将平氏のインスタグラムを覗いてみました。
するとそこには、ずっとそばで香川師範を見てきた人間の本当の声が記されていました。
ニュースでの報道のされ方、相手の主張を見て、
いてもたってもいられないので自分の正直な気持ちを言います。
みんながどう思われるかわかりませんが、
私の個人的な意見としては、私の師範の香川先生はパワハラをするような人では決してありません。ましてや、相手が憎くて竹刀でたたいたり、生徒に対して、憎くて大きな声で怒るような人ではありません。そこには信頼関係があり、愛があります。
私は今、カンボジアのナショナルチームを指導しています。一人で何もわからない状況で1から生徒と信頼関係を気づき、何とか強くしてあげたいという思いで指導しています。たくさん悩むこともありますが、そこで思い出すのは香川師範に言われた言葉ばかりです。今まで辛い時もありましたが、香川師範に、空手家として、恥ずかしくない強い人間に育ててもらっていたんだなと強く感じました。あの時、なぜあんなことを言われたのか、なぜ厳しくされたのか今になってわかります。もちろん私は空手家としてまだまだですが、これからも香川師範についていきますし、最初からそう決めて松涛連盟の指導員になりました。それが変わることはありません。
ここ最近、SNS等で、自分の意見ははっきり言え。嫌いな人には関わるな。新しいことにチャレンジすることを目上の方に邪魔されるなどと、色んな意見がありますが、それを全てを真に受けたらよくないと私は思います。人によると思いますが、新しいチャレンジを反対することが必ずしも嫉妬だとは限らないし、嫌いな人と関わらないようにするのが必ずしもベストだとは思いません。自分に対して都合のいいことを言ってくれる人とばかり関わっていると、自分を見つめ直すことはなくなるし、相手の気持ちを理解しようと努力もしなくなります。色んなことに反対された時に、自分の行動に正当性があり、本気で頑張っていればみんな応援してくれるし、そこに誤解があるならば何回も話し合えばいいと思います。
自分の言いたいことを言うことと、わがままは全然違います。自分の行動を棚に上げて、正当化して、自分を守り、大きな恩がある方を裏切るような行為に、心底がっかりで腹が立ちます。
試合の勝ち負けだけでなく、人として指導してくれていることに気づくべきだと思います。
これを読んで、どう思われようが構いませんが、
私が正直に思うことを書かせていただきました。
全くまとまりがなく申し訳ありません。ただ、ニュースを見て、一方的な言い方をされていて、我慢できませんでした。ご理解いただけると嬉しいです。
香川師範の潔白を訴えながら、今の状況を深く悲しんでいることが伝わってくる投稿です。
植草歩の名前こそ出していませんがこう書かれています。
「自分の言いたいことを言うことと、わがままは全然違います。自分の行動を棚に上げて、正当化して、自分を守り、大きな恩がある方を裏切るような行為に、心底がっかりで腹が立ちます。試合の勝ち負けだけでなく、人として指導してくれていることに気づくべきだと思います。」
そして「そこに誤解があるならば何回も話し合えばいいと思います。」とも。
香川氏を非難してきたのは香川氏をニュースで知った人たち、しかし香川氏を支持する遠山氏の投稿の返信を見ると、香川氏に近しい人達がゆるぎない信頼を寄せるコメントばかり。
真実がなんとなく見えてきた気がしますが、次なる植草歩の発言と全空連が香川氏に対する処分をどうするのか、とても気になります。
<追記>香川政夫謝罪文書を発表「いまでも私の望み」
4月7日香川政夫選手強化委員会委員長が植草歩に対し「細部への気遣いが及ばなかったことは申し訳なく、大変悔やまれるばかりです」と謝罪する文書を発表した。
報道関係者の皆様方へ
昨日4月6日、公益財団法人全日本空手道連盟(以下全空連)の選手強化委員会委員長と理事の役職を辞する意思を、全空連に伝えましたことをご報告いたします。倫理委員会の開催にあたり、関係のみなさまにご尽力いただき、空手界全体に多大な迷惑をかけ、混乱を招いた責任を痛感し、自ら早急に進退を明らかにすべきと判断しました。
東京オリンピックの女子組手(61キロ超級)代表内定者である植草歩選手とは、その大学生時代から共に汗を流してきました。卒業後も、おなじ目標に向かう彼女に、できうる限りの指導を行ってきました。ただ、今回問題となった竹刀を用いた稽古及びその結果について、植草選手への配慮を欠いたものがあったことに対して、指導者として、細部への気遣いが及ばなかったことは申し訳なく、たいへん悔やまれるばかりです。
4か月後のオリンピック本番で、植草選手が存分に実力を発揮して念願のメダルを手にすることは、いまでも私の望みです。どうぞ、これまで同様、植草選手を支援、応援していただきますよう、あらためてお願い申し上げます。
香川政夫
謝罪文公表の前日6日には選手強化委員長と理事を辞任する意向を全空連に申し出た香川氏は「空手界全体に多大な迷惑を掛け、混乱を招いた責任を痛感し、自ら早急に進退を明らかにすべきだと判断した」と説明。
香川氏は全空連の処分を待たずに自ら身を引く形をとりましたが、これを潔い判断と簡単に片づけてよいのでしょうか。
植草歩の訴えには、前述している通り些か怪しいところがあり、香川氏による不適切な指導はあれど、パワハラと言われるような、過激な指導はなかったかもしれない可能性も出てきたところ。
香川氏は「空手界全体に多大な迷惑を掛け、混乱を招いた責任」として辞任を申し出ているが、植草歩が訴えている竹刀で突いたなどの行為を認めているわけではありません。
全空連の正式な処分は9日に下されると思いますが、何より植草歩本人の口から自身の訴えと週刊新潮の記事内容の矛盾について、説明してほしいところ。
空手界の為に人生をかけて活動してきた香川氏は、自らの過ちによって身を引くことになったのか、それとも1人の弟子の悪意によって空手界から抹殺されてしまうのか…
香川氏は植草歩のメダル獲得について「いまでも私の望み」と綴っていますが、師匠のこの言葉を植草歩はどう受け止めているのか。
いずれにしても、植草歩は自分にかかっている疑惑についてはっきりさせなければ、先に進むことは出来ません。
<追記>香川政夫の選手強化委員長の解任と全空連理事の辞任を決議
全空連は9日理事会を開き、香川氏の選手強化委員長の解任と全空連理事の辞任を決議しました。
以下、全空連ホームページにて発表されたお知らせ。
本件、経緯は以下の通りです。
3月31日倫理委員会に於いて、両者からの聴き取り調査の結果、1月27日の帝京大学内の練習において、帝京大学師範香川政夫氏が竹刀を用いた練習を行い、植草歩選手が目を負傷したという事実関係が認められました。
更に4月5日に行われた倫理委員会で処分内容を示した通知書と理由書を香川政夫氏に郵送し、弁明の機会を与えました。
4月7日午後同氏より当連盟宛てに選手強化委員長並びに全空連理事の辞職願いが到着しました。
以上の経緯から、本日(4月9日)当連盟は当初予定通り緊急理事会を開催し、同氏の処分を決議したものです。
皆様には多大なご迷惑、ご心配をおかけし深くお詫び申し上げます。2021年4月9日
公益財団法人 全日本空手道連盟
全空連会長の笹川尭氏は、選手強化委員長と現場の指導者が同一人物だということで、権力と権威が集中し、風通しの悪い組織運営に繋がったとして、規定を変え体制の見直しをすることを宣言しました。
香川氏は帝京大学の指導からも退くことになる可能性もあり、すべて植草歩の望む結果となりそうです。
植草歩のとった行動は、勇気あるものとして世間の支持は得ているようですが、自身の疑惑について無言を貫いている限り、香川政夫と植草歩の本当の姿を見てきた仲間たちの支持を得ることは、出来ないのではないでしょうか。
<追記>植草歩が公式ブログで香川政夫の処分についてコメント
9日植草歩が自身の公式ブログを通じ、香川政夫氏に下された理事会の処分についてコメントを出しました。
この度は、全日本空手道連盟の皆様のご尽力により迅速にご対応いただき感謝しております。また多くの応援メッセージや同じような体験をされた方からも励ましのお手紙等をいただきました。これらのメッセージは私の支えになっております。本当にありが とうございます。人それぞれ立場も違えば感じ方も異なるので、空手界の一部で起こっ ている私への批判等も覚悟の上で精一杯勇気をもって行動しました。学生時代から師範の下で指導を受け、同じ目標に向かってやってきたつもりですが、ある時から、師範の思い描く道と私が求めていく道が変わっていき、衝突が多くなりました。そんな中でもコミュニケーションをとることを心掛けていましたが、理解されず苦しい思いをすることが多くなっていきました。選手と指導者は立場が異なるので、考え方に違いが生じることは当然かもしれませんがその前提として、選手と指導者がお互いを尊重しあえる風通しのいい環境がスポーツには必要だと思います。今回の結果が その一歩となることを強く望んでいます。私は東京オリンピックで優勝する為に引き続き努力していきます。また、これからも多くの方に空手が楽しい競技ということを伝えていきます。「最高の舞台で最高の笑顔 を」を目標に、そして周りの人にも笑顔を与えられる存在になります。今後とも皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。令和 3 年 4 月 9 日 植草歩引用:植草歩オフィシャルブログ
植草歩はブログで今回の騒動の原因を、香川氏の思い描く道と自身の求めていく道が変わってしまったために衝突が多くなったとしていますが、これは2人だけの問題だったのではないでしょうか。
香川氏の指導が気に入らなければ、自分一人が去ればよかったはずです。
しかし植草歩の訴えにより香川氏が処分され、指導者として今後活動できるのかもわからない状態になってしまいました。
香川氏を慕う弟子達が沢山いることもこれまでの経緯からわかっていますが、その選手たちはこれからどうするのか。
「選手と指導者は立場が異なるので、考え方に違いが生じることは当然」といいながら、自分の想いを理解してくれなかったからと、植草歩は師匠を排除した形になってしまいました。
しかも竹刀でパワハラを受けたと訴えたのに、そのことは一切なかったかのように触れられず、自身に向けられた疑惑についてもスルーしています。
疑惑が間違っているのなら胸を張って否定すればいいだけのこと。
やましいことがあるから黙っていると思われていることに何も感じないのか。
おそらく自分でもわかっていると思いますが、今世間は植草歩に疑いを持ち出しています。自分のわがままで恩人を貶め、仲間たちから一流の指導者を奪った人間として見られ始めているのです。
まわりの理解なくこれまでどおり道場に通うことなどできないでしょうし、師匠もいない状況で、稽古をする場所もなくては「東京オリンピックで優勝」とは無理な話。
もはや自分で蒔いた種、きちんとした説明もせずに「周りの人にも笑顔を与えられる存在に」とは夢のまた夢。
<追記>
5月10日、帝京大空手部が一連のパワハラ騒動に関する調査委員会の調査報告書を発表し、「暴力的な指導にあたる行為は認められない」と結論づけたことがわかりました。
当記事では、週刊新潮が報じた帝京大空手部のコーチの証言や、実際に竹刀を使った稽古の映像、また香川政夫師範の愛弟子であり植草歩の先輩の、遠山将平氏のインスタでのコメントなどを紹介してきたこともあり、帝京大学の下した結論には納得の思いです。
これで香川政夫師範も、帝京大空手部の指導に復帰出来ることになりそうです。選手たちもホッとしているのではないでしょうか。
香川政夫師範は、帝京大の下した結論を受け、東スポの電話取材に応じました。
以下、一部抜粋
――結局、竹刀が騒動の原因ではなかった
香川 彼女はただ単に科学的なトレーニングをしたかったということだと思う。私にそれを話せば済むことなのに、なぜ訴えたのか。(植草の代理人弁護士は)竹刀が騒動の原因じゃないと言っていたみたいだが、それを持ち出したのは彼女側。科学的なトレーニングをしたいならはっきり言えばいいし、それを言えば「どうぞ好きなようにやってください」と返していた。
――2人の関係性に亀裂が入った理由は
香川 勝てなくなって、もがいているのも感じていた。誰もがスランプになったりすることはあるが、辛抱が足らなかった。私が指導する他の選手はスランプのときこそ、基本に立ち返って反復練習をやっていた。でも、彼女は地味な練習ができなかった。そういう考えが無駄だと思っていたみたい。
――植草の遅刻癖などを疑問視する声も
香川 自分は特別だっていう感覚があったよね。自分は空手界の広告塔でやってきたという自負というか、何をしても許されるっていうおごりがあったんじゃないかな。だから平気で遅刻したり、集団行動をとらなかったりしていたのでは。
――いつごろからそうなったのか
香川(空手が初めて)五輪種目に決まって、スポンサーがつきだしてからかな。スポンサーがついて、空手やスポンサーのイベントでもてはやされて、彼女がどんどん変わってしまった。そして、メディアに出る機会が増えて、勘違いした部分もあるよね。
――植草は周囲に騒動について説明していたか
香川 ナショナルチーム(日本代表チーム)には、帝京大時代から稽古をともにしてきた女性の先輩、後輩が多くいるが、その子たちには一切相談をしていなかったみたい。昔からの仲間には、他の部屋でもどこでもいいから、説明する場を設けたほうがよかったのでは。そういうところの配慮が欠けていたのではないだろうか。
――最後に植草へメッセージを
香川 空手の五輪代表選手としての自覚を持たないといけない。勝つことは大事だけど、それがすべてではない。今まで10年以上積んできた稽古で培った人間関係はすごく大事。一緒にやってきた仲間たちを思いやる気持ちを持たないといけない。勝てばいい、金メダルを取ればいいっていうものではない。
引用:東スポWEB
やはり香川師範も強く感じていた、植草歩のおごりや勘違いといった精神的な変化。遅刻や集団行動ができないというのは、自分だけは特別だと思っている証拠でもあります。
今でも先輩や仲間への配慮を欠いているところを見ると、これだけ大事になっても反省をすることは無かったのかもしれません。
当記事でも書いたように、「稽古の内容が気にいらない」「新しいことがしたい」と思うのなら、騒がず勝手に一人でやればよかったのです。
まさに香川師範も「どうぞ好きなようにやってください」と、同じことを述べています。
香川師範から完全に離れたであろう現在の植草歩は、5月1日にリスボンで行われた「空手プレミアリーグ」でまさかの3回戦敗退。
昨年あたりから勝てなくなってきた際に、他の選手同様、地味な練習ができていれば、オリンピックまでには復調していたかもしれませんが、もはや万事休す。
正しい指導に新しいも古いもありません。それは香川師範の下、常勝を続けてきた帝京大学が示しています。
コメント
ありがとうございます。ずっとTwitterの方で同じようなことを発信させてもらっていたものです。
皆さんこの先生が殺人犯かのように叩きます。全く会ったこともないのにです。こう言った記事が一切ないのも気がかりでした。香川政夫先生が報われますように。
参考までに、インスタで遠山将平選手の投稿もみてみてください。
おちぇん様コメントありがとうございます。
遠山将平氏のインスタグラム拝見しました。
遠山氏の熱い気持ちが伝わってきましたので追記にて紹介させていただきました。
テレビ出演が増えて植草は自分が芸能人にでもなったかのような勘違い。
昔から常に自分が中心でなれけば気がすまない性格。目立ちたがりや。まさか大切な恩師まで裏切って自分の意見を通そうとするとは。
植草が稽古を積み重ねて頑張ってきたのは事実。
実力がありいい成績をおさめてきたのも事実。
でも人としてあまりにも未熟。
空手家しての未来は無い。
それでも師範はきっと植草を責めたりはしないのでしょう。
やらせニュース?