中国の長江流域にある三峡ダムが決壊の危機に瀕しているようですね。
水力発電ダムとしては世界最大の規模を誇る巨大ダムに万が一のことが起こったらどうなってしまうのでしょうか。
ダムの下流にはどのような街があるのか、さらに隣国日本にも少なからず影響があるのではないかと心配になってきます。
被害の可能性がある地域や日本が受ける影響を調べてみました。
被害は大都市を含め3億人以上?
三峡ダムの下流には上海市や武漢市、南京市のような大都市がありその多くがダムの決壊により水没などの被害に遭うことになります。
これらの都市は中国のGDPの半分近くを占めていて中国経済にとって重要な役割をもっているエリアです。
当然たくさんの人が暮らしていますし外部からも毎日人の出入りがあります。
そんな長江流域全体の被災者数は3億~6億人規模にもなるとの試算もあるようです。
また数十万規模の方が亡くなる可能性もあると言われています。
本当にダムの崩壊が起きてしまったら人類史上最悪の災害になるかもしれませんが習近平さんはちゃんと考えてくれているでしょうか。
日本が受ける被害とは?
ダム決壊により長江を伝わって東シナ海に流れ出た水流が津波となって九州や沖縄に押し寄せてくる!
なんてことはありえませんが決壊による日本への影響は少なからずあるかもしれません。
前述したように被害エリアの都市部にある日本の会社やそこで働く日本人の社員も当然被害を受けることになります。
また広大な農村が水没すれば数年単位の大凶作が中国を襲うかもしれません。
そうなると中国国内の食糧事情は大きな打撃を受け中国のお金に任せた買い付けが始まることが想像できます。
その結果暴騰した国際市場価格は輸入依存体質の日本に大きな影響を与えることになるでしょうね。
今気軽に買っているパンやランチの定食なども簡単に手が出ないものになるかもしれません。
さらに工業地帯で流失した工業用水などが東シナ海に流出し大規模な海洋汚染を起こすことも考えられます。
もっと言えばあの中国ですから決壊の原因についても日本に責任転嫁してくる可能性もあります。
三峡ダム建設工事の際に日本の住友金属が収めた鋼板の品質強度が基準を満せず一部が検査不合格になったことがあります。
最終的には日本側が謝罪し代替品を収めることで解決したにもかかわらず、その後の神戸製鋼の品質データ改ざん事件の際には関係のない住友金属の件を蒸し返したりしていました。
こういったことからも三峡ダムに万が一のことがあったら中国政府のことですから過去の件を持ち出し拡散させてすべての原因を日本に押し付けるなんてことも十分にあるのは簡単に想像できますね。
限界の三峡ダムはいわく付きだった?
すでに制限水位を超え氾濫や決壊の危機が迫っている三峡ダムは建設中から良くない噂が絶えない曰くつきのダムだったようです。
建設中から“汚職の巣窟”などと言われ賄賂が横行し国民からもあまりよくないイメージを持たれていたようです。
鉄骨やコンクリートなどの主要材料に不良品が多く見られ完成してすぐに亀裂などが発生したり環境や安全面での管理もずさんで批判が絶えなかったみたいですね。
そんなダムが崩壊してしまったとなったら中国にとっては新型ウィルスとのダブルパンチを喰らう状況となり国の存続にも影響する事態になるかもしれませんね。
新型ウィルスの件についてはどこまで責任を感じているかわかりませんが。
まとめ
三峡ダム決壊の危機が迫っている今、被害に遭う地域と日本に降りかかる影響について調べてみました。
中国政府は何が起きても人のせいにするといった最強のカードを持っているのでこの件についても実は深刻に考えていないかもしれません。
世界征服のためのもっと怖い計画を練っている人にとっては取るに足らない問題かもしれませんね(怖)
一番不幸なのは中国の国民とまわりの国々かもしれません。
なんとか三峡ダムには踏ん張ってもらって最悪の事態だけは避けられることを祈ります。
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