「仮面ライダーBLACK」や「君の名は」で主演を務めた俳優の倉田てつをが「仮面ライダーシリーズ」生誕50周年の4月3日に行われた17LIVE(イチナナ)での動画配信中に、仮面ライダーを侮辱するような発言をして炎上している。
倉田てつおは2月にもファンや知人とのトラブルが週刊誌に取り上げられるなど、現在は良くないイメージが強まっていたところでのさらなる暴言。
倉田てつをの暴言動画や、発言理由を深堀してみます。
倉田てつを動画で暴言の一部始終「俺仮面ライダーじゃねえし」
倉田てつをが「仮面ライダーシリーズ」生誕50周年にあたる、4月3日に行われた17LIVEでの動画配信中に、仮面ライダーを侮辱するかのような暴言を吐きました。
仮面ライダーは、倉田てつをが19歳でデビューした代名詞ともいえる役柄で、芸能活動の原点でもある大切な作品のはず。しかし倉田てつをは、一緒に作品を作り上げてきた仲間や、ずっと応援し続けてくれるファンを裏切る内容の発言をしてしまいました。
これはないんじゃないか?
さも自分が南光太郎だと、これまで散々言ってきておきながら…。#倉田てつを #仮面ライダーBLACK #仮面ライダー生誕50周年 pic.twitter.com/auRP1odx97
— ひじき (@A4cRl0yKVUd0nsQ) April 3, 2021
さも自分が南光太郎だと、これまで散々言ってきておきながら…。
あの、俺あんまり…ごめんね、仮面ライダーの話は好きじゃないから。
ね、ごめん。
あの~ちょっと、仮面ライダー50周年って、まぁいわれてもね。
まぁ、ありがとうだけど、俺べつに仮面ライダーじゃねえし。
たまたま昔ライダーやってたってだけで。
だからあの~…コメントも出さないしね、うん、ごめんごめん。
とりあえずまぁ俺だからさ、ライダーの話をしたいってのもわかるし、また来年BLACKやるっつーのもみんながそうやって盛り上がるのもわかるけど。
おれ仮面ライダーあんま好きじゃねえから、ごめんほんと。
あんまちょっとライダーの話はここら辺にして。
仮面ライダーへの愛が微塵も感じられない言葉の数々。
「俺べつに仮面ライダーじゃねえし」なにが気に入らないのかは分からないが、これではまるでへそを曲げた中学生。全体的に感じの悪さだけが伝わってくる内容です。
ファンの方もこれには当然憤慨しています。
3、4年位前に公式配信で初めて見てハマって、そこから昭和ライダーの公式配信も見るようになっただけに、かなりショックですね…
まぁ自分よりも世代の人達だとか、なによりキャストやスタッフ、石ノ森先生が悲しみますよ…
仮面ライダー50周年の夜に水を差す様な事をわざわざ言わんでも…
俳優さんにとってはただの役なのかも知れないけど、子供の頃憧れてお面つけて、新聞紙で作ったリボルケインでごっこ遊びをしていた私にとっては憧れのHEROであって欲しかった。
あの時憧れた南光太郎は画面の中だけの存在になったんだな。
以下倉田てつをの暴言ロングバージョン。今まで報じられてきた問題についても言及しています。
「僕はちょっとぶきっちょだけど、倉田てつをを知ればみんな惚れちゃいますよ、僕に」とのこと。
倉田てつを実はステーキ屋で仮面ライダーにあやかる
仮面ライダーをやっていた自分の歴史を否定しているかのような倉田てつをですが、実は様々な場所で仮面ライダーにあやかった商売をしています。
倉田てつおは俳優業の他に、東京都江東区でステーキ店「ビリー・ザ・キッド東陽町店」を営んでいます。自ら調理場に立つこともあるそうで、倉田てつを目当ての仮面ライダーファンも訪れる店とのこと。
そしてこの店では倉田てつをが主演した「仮面ライダーBLACK」と「仮面ライダーBLACK RX」にちなんだメニュー「ブラックステーキ」と「RXステーキ」があるといいます。
南光太郎(仮面ライダーの役名)まで入れたチラシまで作成して、念入りに宣伝していますが、仮面ライダーに乗っかっているのはこれだけではなく、店内にポスターを貼ったり小物を置いたり、オリジナルのTシャツまで作っています。
ここまで仮面ライダーのお世話になっておきながら「仮面ライダーあんま好きじゃねえから」とはよく言えたもの。
さらに倉田てつをは僅か3年ほど前に「仮面ライダーBLACK RX 30周年企画」として旅行イベントも開催しています。
旅行の企画がどういった経緯で決まったのかわからないので、嫌々やらされた可能性もあります。
しかし「倉田てつを=仮面ライダー」というのは切っても切れない関係性で、この企画に乗っかった時点で倉田てつをもそれを受け入れたということ。
息子に光太郎という名前を付けていることからも、仮面ライダーへの愛がちゃんとあった時期があったことも確か。たとえ今は嫌いだとしても、今回の動画のような発言は矛盾しているし慎むべきです。
倉田てつを動画で暴言の理由は「君の名は」で大コケ
倉田てつをはなぜ動画で暴言を吐いたのか。
過去のインタビュー記事を見てみるとなんとなくその理由が見えてきます。
仮面ライダーBLACK終了後、続編の仮面ライダーBLACK RXの主演が決まった際の気持ちをこう語っています。
正直言いますと「勘弁して下さい! 何故また僕なんですか?」という心境だったんですよ。『BLACK』での1年間で培ったものは『BLACK』で出し切った、そのくらい心身の現界を超えて全力で挑んでいたので、「もう1年」と言われても演じ切れる自信がない。
また俳優として南光太郎のイメージを引きずるのが怖かったんです。いわゆる「当たり役」のイメージから抜け出せず、苦しんだ役者を何人も知っていますからね。引用:魂ウェブ
俳優がヒット作に恵まれると、見る側としてはその後もその俳優に、前作の役のイメージを重ねてしまいがちです。それが倉田てつをの仮面ライダーBLACKようにデビュー作であればなおさらかもしれません。
まだ若かった倉田てつをにもそれがわかっていたようです。
さらに別のインタビューでは
仮面ライダーの2年間が終了後、俳優として色々な役をしてきました。
だけど周りからは30代前半まで「南光太郎」と言われてばかりいました。南光太郎のイメージが強く定着してしまった事は、自分自身良くは思えませんでした。
僕のデビュー作で演技も満足していなかった所もあり、忘れたいと思っていました。引用:魂ウェブ
とにかく「倉田てつを」の前に“仮面ライダーの”や“南光太郎役の”と付くことが嫌だったということか。
何となく気持ちはわかりますが、それが理由で「たまたま昔ライダーやってたってだけ」とか言っているのだとしたら残念すぎる話。倉田てつをももういい歳、52歳です。
鈴木京香とW主演を務めたNHKの連続テレビ小説「君の名は」では
NHK連続テレビ小説『君の名は』での主演が決まった時も「南光太郎役の倉田てつを」を求めたマスコミから連絡が来て、僕はそれが嫌で「その話はしません」と公言してNHK側にもシャットアウトしてもらいました。以降ずっと当時のことは語らなかったのですが
「おしん」以来の放送期間を1年間とし、異例の予算が組まれたこのドラマは、前評判では視聴率が50%を超えると言われていました。
しかし蓋を開けてみると当時の歴代最低視聴率を記録してしまいます。
このドラマで、仮面ライダーから脱却するチャンスを逃してしまったことも、今でも倉田てつをが仮面ライダーに囚われている原因のように感じます。
倉田てつをの相次ぐトラブル
倉田てつをからは近年相次ぐトラブルが取り上げられています。
仮面ライダーBLACK RX 30周年企画
先述したインドネシアの旅行イベントでは、ファンに直接メールをして誘いますが、30万円という高額なこともあり当然お断りする人も。しかし倉田てつをは断られたとたんに一方的にブロックし関係を断ってしまいます。
「RXに申し訳ない!」「RXの為に」しっかり仮面ライダーを利用しています。
ファンの方には気の毒ですがこれくらいは可愛いほう。
定期的な国内バス旅行
倉田てつをは10年ほど前から定期的にファンを連れて国内旅行を実施しています。
「1泊2日で2万円台。バスは補助席も使った満員状態で途中のランチも自腹。倉田さん側が直接、申込み受付けや宿の支払いに関わっていたようなので、代理店を通しているとは思えません」(元常連客・Eさん)
引用:女性自身
どれだけピンハネしているのか、仮にも芸能人なのに恥ずかしくないのでしょうか。
ちなみにこれは旅行業法違反の疑いがあるとか。
動画配信で課金を強要
今回の暴言以前から倉田てつをは17LIVE(イチナナ)で、ライブ配信を度々していました。
イチナナでは投げ銭(ファンから配信者へのプレゼント)をしないファンへ「コメントもギフトもくれないって何なの? 本当に俺のファン?」「ここで何もしない人って何?いい大人が恥ずかしい。」「最近俺もファンに好き嫌い出てきたんだよね。」と暴言を吐き、課金しなければブロック、しかし課金したとたんに機嫌が良くなったといいます。
ここまでくると、ファンの方もよく付き合っていられるものだと感心してしまいます。
等身大フィギュア
そして倉田てつをは造形作家の知人に仮面ライダーBLACKの等身大フィギュア制作を依頼。その方は「作れますが、店に置くなどしたら営利目的になるからダメです。自宅に置いて個人で観賞するだけなら」と説明。
その後「店には置かず、自宅に持ち帰ります。もうすでに設置スペースやケースまで準備してるんです」との話だったので1年かけて制作し、無償で提供したそう。
ところが実際は「ビリー・ザ・キッド東陽町店」にずっと展示され、店の宣伝にも利用しているそうで、著作権違反の心配もされています。
ちなみに倉田てつをはこのフィギュアについて「等身大フィギュアをもらってほしいというファンの人がいて、仕方なくもらって飾っているだけ」といっているらしい。
どうやら倉田てつをには根本的に直さなければならない問題があるようです。
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