今月9日、和歌山市のアパート一室で鶴崎心桜(つるさきこころ)さんが亡くなり、その後母親と心桜さんの妹が関西国際空港連絡橋から飛び込み自殺した事件。
13日になり、自殺した鶴崎心桜さんの母親A子が、1998年の和歌山毒物カレー事件の林眞須美死刑囚の娘(長女)だったことがわかりました。
林真須美死刑囚の長女(A子)の顔画像や、カレー事件との因果関係を深堀します。
林真須美の長女の顔画像
和歌山市内のアパートの一室で亡くなった鶴崎心桜さんは、全身打撲による外傷性ショックとのことで、虐待も疑われています。
そして母親のA子は心桜さんを発見し、119番をしたその約1時間40分後に、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋から、心桜さんの妹を道ずれに飛び込んでいます。
ただでさえ衝撃的な事件に、母親A子がどのような人物なのか気になっていましたが、AERAdot.の取材により、A子は1998年の和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚の長女だということがわかりました。
AERAdot.にはA子の顔写真もあるのか詳しく見てみると、
引用:AERAdot.
一番右側でピンクのパジャマを着ているのがA子のようです。モザイクは掛かってしまっていますが、幼いころから母親の林眞須美に似てふっくらしている様子がわかります。
引用:AERAdot.
幼い頃の写真ばかりで現在の雰囲気が想像できませんが、林眞須美死刑囚の若い頃の写真を見てみます。
20代の頃の林眞須美死刑囚。
母と娘、父と息子でもそうですが、大体子供の顔は親が同じ年頃だったころの面影に重なるものです。A子の顔もほぼこのような雰囲気であったことは間違いないでしょう。
林眞須美の長女はカレー事件で鶴崎心桜さんを愛せなくなった
鶴崎心桜さんの体には、長い時間をかけて出来たとみられる痣などの傷があり、日常的に親からの虐待を受けていた疑いがもたれています。
もし心桜さんがA子から虐待を受けていたとしたら、カレー事件の影響があったのかもしれません。
「お母さんは絶対にカレー事件はやってない。私も事件の日は何度かカレーの調理現場に行って、様子を見ているから間違いない」Aさんは熱心に眞須美死刑囚の無実を訴えていた。
引用:AERAdot.
当時のA子は子供ながらに母親の無実を訴え続けて来たそうです。
しかしA子の弟は、親の逮捕後に送られた施設での壮絶ないじめや、卒業後の不当な解雇や婚約破棄など「林真須美の子供」ということで受けてきた不遇を語っています。
当然A子も同じ経験をしてきたことは間違いなく、その時受けた心の傷により、自分の子供である心桜さんを愛することができなくなってしまったとしても不思議ではありません。
毒物カレー事件から23年経った今も続く負の連鎖。林家にはこの先もずっとカレー事件が影のようについて回ることでしょう。
「母はやっていない」林眞須美の長男は冤罪を主張
A子の弟で、林真須美死刑囚の長男・浩次さん(仮名)は母親の無実を信じ、現在もメディアに出て冤罪を主張したり、自伝本を出版しています。
長男浩次さんはとても聡明で、親のせいで不幸な人生を歩んできたといった影のようなものを微塵も感じさせません。
浩次さんであれば心を病んでしまったA子のことも救えたような気がしますが、A子は弟には何も相談しなかったのでしょう。自分一人で不幸を背負ってしまった結果、心が破綻し今回の事件に繋がってしまったのだとしたら、悲しすぎる結末です。
弟の浩次さんは2018年6月21日に、大阪市都島区の大阪拘置所で母親の林真須美死刑囚との面会に臨みました。
その時の写真がこちら。
鶴崎心桜さん和歌山市虐待事件【概要】
今月9日、和歌山市のアパート一室から病院に搬送された鶴崎心桜さんは、全身打撲による外傷性ショックで亡くなりました。外出先から戻った母親A子が意識のない心桜さんを発見し119番したといいます。
当時、A子は大変取り乱した様子だったといいますが、119番をしたその約1時間40分後、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋から、心桜さんの妹を道ずれに飛び込みました。
和歌山市のアパート一室から体にあざがある少女が搬送され、死亡した事件で、和歌山県警は11日、亡くなったのは同市加納の鶴崎心桜(こころ)さん(16)と明らかにした。死因は全身打撲による外傷性ショックで、人為的なあざが全身に及んでいた。捜査関係者によると古い時期のものもあり、県警は日常的に虐待を受けていた疑いがあるとみている。
消防などによると、9日午後2時20分ごろ、母親が「外出先から帰ると、娘が意識も呼吸もなく、血のようなものを吐いている」と119番。心桜さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
当時、自宅には母親(37)と妹(4)、同居の男性がおり、母親は取り乱した様子だったという。
その約1時間40分後、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋を走行していた乗用車のドライバーが「橋の上に車が止まっており、人が海に飛び込んだ」と通報。大阪府警が母親と妹が海上に浮かんでいるのを発見し、いずれも死亡が確認された。橋の路肩に和歌山ナンバーの車が止められており、県警は自殺とみている。
一方、同居の男性は9日夜、和歌山市の和歌山港近くの路上で座り込んでいるのを通行人が見つけて119番。「カフェインのような錠剤を大量に飲んだ」と話し、病院に搬送されて治療を受けている。
一家を巡っては2013年、心桜さんが虐待を受けているとの通報が児童相談所に寄せられたが、保護者との話し合いで翌年には解決していたという。引用:毎日新聞
8年前から心桜さんは虐待を受けていました。心桜さんは16歳にもかかわらず、高校にも通っていた様子もありません。
近所の人も妹は見かけても心桜さんを見たという人はほとんどいなく、長い間監禁状態であった可能性も出てきているようです。
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