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調布市道路陥没の補償で紛糾「住民ゴネて金額釣り上げ」NEXCO東は予算オーバー

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昨年10月18日、東京都調布市東つつじケ丘2丁目の市道で、地下47mで行われていた東京外郭環状道路(外環道)のトンネル建設工事が原因で、道路が陥没した問題。

ネクスコ東日本は住民説明会を実施し、住民に対して地盤補修のため転居や住居の建て替えを提案したが、住民はこの勝手な言い分に反発し説明会は紛糾した。

陥没した原因や予算の問題について調査し、解決の糸口を探っていく。また場所(住所)も地図で確認する。

※トンネル工事の施工主は東日本高速道路(ネクスコ東日本)工事を請け負ったゼネコン各社は、鹿島建設・前田建設工業・三井住友建設・鉄建建設・西武建設共同企業体(JV)

調布市道路陥没の補償で紛糾「住民説明会」

東京都調布市で東京外郭環状道路(外環道)地下トンネルルート上の道路の陥没が相次いだ問題で、東日本高速道路(ネクスコ東日本)や国土交通省は4月2日と3日の両日、住民説明会を行った。

説明会でNEXCO東日本は、現在シールドマシン(トンネルを掘る機械)が停止している場所から南へ約200m、幅16mの範囲の50戸程度を対象に住宅を解体・撤去し一旦更地にし地盤補修工事を実施、そして工事後に住宅を再建する方針を説明した。

NEXCO東日本は、補修工事に伴う転居や住宅再建費用は全額負担するとし「買い取りを希望する人には個別で対応する」とも。

しかし「外環被害住民連絡会・調布」を主とする住民側は、地盤状況の説明も満足にできていな中、転居や再建といった先走った話に半ば呆れ気味、「ここは私たちの土地。勝手にできるものではない」と反発している。

調布市道路陥没問題「住民ゴネて金額釣り上げ」か

住民からすれば、知らない間に自分の家の真下に穴を掘られていて、ある日突然穴掘りに失敗したからちょっと直すまでの間、引っ越してくれと言われたようなもの。

到底納得できないような話ではあるが、ネクスコ東の方針を受け入れなければ、いつ家が沈んでしまうかもしれない状況に立たされているということも事実。

ネクスコ東日本は地盤の補修に2年程度かけるとしているが、転居や住宅の再建を入れればどんなに急いでも戻ってくるまでに3年以上はかかるはず。下手すれば10年以上かかる可能性も。

であれば1日でも早く話をまとめて、引っ越しの準備をした方が得策のようだが、今のところ「外環被害住民連絡会」は説明に納得いかない様子。

これに対してネット民は“お金の問題”と冷静に見ている向きが多い。

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そういうことじゃなくない?立ち退くのは危険だからいいとしても、お金の問題でしょ。ゴネルだけゴネて金貰わなきゃ損するだけじゃん。
立ち退くのが辛いとか悲しいとかそういう感情の話じゃないと思う。 たんまりお金貰うためにも抗議しないと!

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しゃあないだろう金額の問題だな。
引っ越し費用含めいくらになるのか

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つまり尋常じゃない慰謝料寄越せってことでしょ‼️ 。( ・`ω・´)
言い値で退去するよりゴネタ方がお金は貰えるもんな

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内心、家が新築になりラッキー!もっと、ごねて金額上げないととか思っていそう・・・

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住民としては立ち退き料を釣り上げたいからね。とりあえずごねた方が得。

若干意地悪な表現もあるが、言っていることはどれも真っ当な意見。
施工ミスした側の言い値で立ち退きに応じるなど愚の骨頂、賠償額を納得のいく金額まで引き上げるのは当然の権利。

築20年、30年経っている家であれば、今よりも耐震性の優れた家に住み直すことができる可能性ができたわけだからラッキーな話でもある。

先祖代々この場所に住み慣れた年配者の中には、どんな補償を受けたとしてもこの場所から離れたくない想いの方も当然いるだろうが、NEXCO東日本が住民の足元を見ずに、お金さえしっかり出せば早々に解決できるのではないか。

道路陥没の場所と住所・東京都調布市東つつじヶ丘2丁目【地図】

始めに陥没が起きたのは10月18日、東京都調布市東つつじケ丘2丁目21付近の市道で、道路が陥没したとの110番通報により問題が表面化した。

穴の大きさは長さ約5m・幅約3m・深さ約5mで、京王線つつじケ丘駅から約400メートルほどの住宅街ということもあり、現場の近隣に住む7世帯ほどが避難するよう呼びかられた。

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引用:朝日新聞デジタル

現場の約47m直下では、東京外郭環状道路(外環道)のトンネル建設工事が進められ、9月中旬にシールドマシンが通過していたことから、東日本高速道路(NEXCO東日本)はその日の夜、シールドマシンを停止し、外環道のトンネル工事をいったん中止することを発表した。

その後も現場周辺では複数の陥没箇所が発見されている。

東日本高速道路(NEXCO東日本)は15日、地表面から16メートルの地中に、幅約4メートル、長さ約10メートル、厚さ約4メートルの空洞が見つかったと発表した。陥没原因を調べるため、入間川ぶんぶん公園の中でボーリング調査をしている時、地盤の緩みが見つかり、空洞を発見した。最初の陥没箇所から、120メートルほど北側という。

引用:朝日新聞デジタル

地盤の陥没の他にも地下を掘削機が通ったエリアでは、自宅の壁にひびが入ったりタイルがはがれたりした家も多く見られている。

状況の深刻化を懸念した住民の間では「外環被害住民連絡会・調布」が立ち上げられ、「地域の地盤を元に戻し、今後もずっと地域に安心して暮らせる生活を約束してほしい」と訴えていた。

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調布市道路陥没の原因

東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事のルート上で、道路の陥没や空洞が見つかったことで、東日本高速道路(ネクスコ東日本)の有識者委員会は2月12日、シールド工法を用いた工事の施工ミスが主な要因と公表した。

外環道トンネルを掘削作業中、陥没のあった調布市東つつじケ丘周辺で、シールドマシンが地盤の土の硬さで動かなくなるトラブルが発生。そこで、土を軟らかくするための薬剤を注入したが、この薬剤のせいで逆に土を取り込み過ぎる施工ミスが発生した結果、機械とトンネル上部の地盤に隙間ができ、地盤が緩んだと説明した。

さらに、現場の土質や人工的に造成された場所という「特殊な条件」が重なったことも陥没や空洞が発生原因と結論づけた。

東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事では「大深度地下使用法」が適用されている。この法令は地下の有効活用のためとして2001年に施工されているが、首都圏と中部圏、関西圏での公共事業に限り、用地買収をしなくても40メートルより深い地下を使えるというもの。

ただ単に、用地買収の手間を省くために作られたようなこの法令には「無条件で大深度の工事を許可する法律は間違っていたのではないか」との声もあがっている。

調布市道路陥没の補償にNEXCO東日本はすでに予算オーバー

今回問題となっている外環道の対象エリアは練馬区から世田谷区を結ぶ約16キロ。当初予定していた事業費は約1兆6千億円だったが、今では約2兆3500億円にまで膨れ上がっている。

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引用:乗り物ニュース

NEXCO東日本は、地盤補修範囲にある50戸の補償の他にも、壊れた家屋の補修費用やアパートなどの家賃の減収分、地盤補修後に出た不動産の売却損、さらに工事が原因で体調を崩した人の治療費なども補償するとしている。その総数はトンネル直上の南北約600メートルの範囲で約1千軒に上るらしい。

当初の予定からすでに7500億円も予算オーバーしているところへ、今回の陥没問題の補償費用がさらにプラスされることになる。

まさか高速道路の値上げで諸々の費用を回収するつもりではないだろうが、お金の管理ががあまりにも杜撰ではないだろうか。

しかし両者ともいつまでも争っている時間もないのは確か。住民側としては今地震が来れば最悪の状況になるかもしれない恐怖、ネクスコ東としてはただでさえ地盤補修で遅れることが決定した工期を、このままずっと工事を止めて先延ばしすることはできない。

じゃあどうするのか…やっぱり莫大な補償金を用意するしかないのか。

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